1956-05-11 第24回国会 参議院 法務委員会公聴会 第3号
最後にはなはだむごい言葉で申し上げましたが、特別審議制というものを設けまして、犯罪生物学的な観察あるいは治療によって、釈放後の保護によって完全に真人間に帰れると見込みがついた場合には、累進制完遂ののちに仮釈放することもあってもよいではないかと存ずる次第です。このことをひたすら求め、光明として従労生活したならば、彼らは異常なまでのノルマをあげていくことは火を見るよりも明らかであります。
最後にはなはだむごい言葉で申し上げましたが、特別審議制というものを設けまして、犯罪生物学的な観察あるいは治療によって、釈放後の保護によって完全に真人間に帰れると見込みがついた場合には、累進制完遂ののちに仮釈放することもあってもよいではないかと存ずる次第です。このことをひたすら求め、光明として従労生活したならば、彼らは異常なまでのノルマをあげていくことは火を見るよりも明らかであります。
これは産業経済振興のためにも、或いは六三制完遂のためにも、どちらにも私は非常にこの点不安を感ずるのですが、あなたの総合計画を樹立して地方財政で以てそれが賄つて行かれるというような甘い考え方に対しては納得ができない。もう一遍説明をして頂きたい。
來年度を除いて、その後は約六十九億くらいずつ五ケ年間國庫で負担するというようなことが六・三制完遂に必要だというようなことも出ておつたようであります。こういうふうな面が今度のシャウプ勧告によると殆んど不可能になる。
遂に四月二十六日には衆議院において、続いて二十八日には参議院におきまして、六三制完全実施に関する決議案が上程され、政府は全國民の悲痛な要請に應えて、六三制完全実施に必要な予算的措置を速かに確立すべきであるという趣旨の決議がなされたのでありますが、その際における文部大臣の発言は、やはり今後一段と努力を傾けて、これに必要な予算の獲得並びに六三制完遂のために必要なあらゆる方策を講じまして、本日の決議の趣旨
これでは六・三制完遂を口に唱えて見ましても、多数な現実に押されて匙を投げてしまうのではないかと疑われても仕方があるまいと思います。私は多難であればこそ、苦難であればこそ、その苦しみの中において不撓不屈の意思を固め、以て断々乎として敢行すべきであると深く思つておるのであります。 國民は現在非常な生活案、社会党を訴えております。
この際、政府、國民協力して、以て六・三制完遂に最善の努力を拂わねばなりません。経済の九原則とドツジ氏の線に沿うて、荒療治の下、根本的恢復を図り、以て経済の安定を求むると共に、國民の納得行くような教育安定策を講ずべきときだと考えます。戰前すでに義務教育延長が叫ばれていたけれども、諸般の事情上できなかつたのであります。
政府といたしましては、只今の御決議を十分に尊重し、今後一段と努力を傾けまして、これに必要な予算の獲得並びにその他六・三制完遂のために必要なあらゆる方策を講じまして、(「額を示せ」と呼ぶ者あり)本日の御決議の趣旨に從い、御期待に副うように最善の努力をいたす決意であります。(「決意を表明しろ」と呼ぶ者あり、拍手) —————・—————
承りまするに、六・三制完遂のためには、五箇年計画をお立てになつておるようでございますが、本年度のこのゼロの予算においては、五箇年計画もくずれざるを得ないと思うのであります。一体六・三制達成のために政府はどのようなお考えをお持ちになつておるのか、根本方針をお示し願いたいと思います。 私の手元には、連日地方から陳情電報が山をなしております。
文部大臣はこの際職を賭しても、この六・三制完遂のために、大いに公共事業費の増額のために努力されて——これは單に文部大臣ばかりでなく、総理大臣、全内閣の責任として、単なる公共事業費五百億のわくの取り合いというような姑息なことをせずに、公共事業費全般としての増額を、私は強く要望するものであります。文部大臣の眞劍な決意のほどをこの際お伺いしたい。
六・三制完遂その他二十幾項目を掲げまして、これらの項目につきましては、たれ人も反対をし得ないところのものをもつておるのであります。学生あるいは教育関係者が、これに対して強い熱意をもつていることは、私どもはまことによいことと思うのであります。 ただしかし、ストの方法によつて目標を貫徹するということになりますれば、かようなことは目的達成の手段ではなく、また妥当な手段でもないと考えておるのであります。
この爭議の目標は、この間も委員会でも申上げましたように、授業料値上げというようなものは、どつかに隠れてしまつている、もつと廣い政治的な目標、六・三制完遂を初めとして、教育委員会法絶対反対というようなものも加わつた大きな、廣範な教育復興の目標を掲げているのであります。これが爭議の目標なのであります。爭議はそれで行われているのであります。
このことは、六・三制完遂を決議していただいた第一國会に、皆さんとともにきわめて遺憾に存じておるものであります。 それから、その感想にやや含めて、私がこれが通らなかつたらやめると言つたようなお話でございましたが、そういうことを言つた覚えはございません。責任の問題は、私は窮乏の日本で六・三制を実現することについてあらゆる責任をとつていこう、こういうようなことは繰返し申したのであります。
追加予算の審議に当りまして、理想的にいわゆる六・三制完遂には、完全実施には、巨額な費用が要ることが明らかでありましたけれども、現在の財政経済の状態を十分に考慮いたしまして、最小の線といたしまして十四億というものが考えられて、これが実は七月十五日の閣議で内定いたしたのであります。勿論これは内定でありまして、將來いろいろな事情によつて変更せられ得るものであつたのであります。